concept

社会貢献事業をクリエイトする

STR企画は2016年4月に、代表石嶋の3人息子それぞれのイニシャルをとって屋号として発足しました。
結婚・出産に伴うライフアクシデントによりキャリアストップを経験し、自分でパソコン1台を買うのもドキドキするような経済状況の中、最初は1文字1円にしかならないようなライティングの仕事からスタートしました。
屋号を決めてロゴも作ってさぁこれからと思った2016年5月、長男が小児白血病を罹患していることが発覚。
その後1年の入院加療を余儀なくされます。小学2年生ということもあり保護者の付き添いが必要となり、仕事を続けるのは難しいかもと考えました。
子どもたちの意見ももらって決めたロゴデザインや屋号、これからどうなっていくのかワクワクしていた矢先に子どもの病気のせいで仕事を諦めてしまうって、もし自分が長男の立場だったら気が重くなるなと考え、パソコンさえあればなんとかなる仕事をすれば良いとそのまま病室で仕事を続行しました。
当時はリモートワークという働き方が一般的ではなかったので、苦労する部分が多かったのですが、広告代理店時代に培ったスキルを活かしてプレゼン資料の制作請負やノーコードCMSを活用して小規模事業者様のコーポレートサイト制作や個人の方が名刺がわりに活用できるポートフォリオサイト制作など、当時はまだ少なかったサービスを展開しとにかく件数をこなしました。

約1年間、病室で子どもの付き添いをしていると、様々な気づきがありました。
付き添い入院中に、看護師から「明日までに治療で使うカテーテルカバーを手作りしてください」と言われ、裁縫の得意な友人に助けを求めました。
送られてきたカテーテルカバーは、友人が持っていたブランドハンカチを使ったおしゃれなデザインで、まるで売り物のような仕上がりでした。
当時治療に積極的ではなかった長男も、このカテーテルカバーを初めて見たときには表情がパッと明るくなり、これをきっかけに、医療従事者と交流するようになりました。
病児の親が直面する課題や、病気の子どもに対する外見ケアの重要性を知り、その後2020年に子どものための医療ケアグッズを販売するECショッピングモールを立ち上ることになります。
このような原体験を元に、社会貢献事業をただの福祉的観点だけで終わらせることなく、「事業」として社会に還元できる仕組みづくりをすることをビジョンに掲げ、「社会貢献事業をクリエイトする」というコンセプトのもと日々活動しています。

https://charmingcare.jp/work/

チャーミングケア はたらく 代表紹介